浮気
男女別の既婚者の浮気率は?見抜く方法や対処法を弁護士が解説!
目次
1.既婚者の浮気率
夫を信じている、または妻を信じているとしても、日頃のストレスや魔が差して浮気をしてしまうことがあるでしょう。
そもそも、既婚者の浮気率はどれぐらいなのか、男女に違いがあるのか気になります。
以下に男女別の浮気率について紹介します。
1-1.男性の浮気率
2023年、株式会社Liamが運営するマッチングアプリ情報メディア「ふくむすび」は、20~60代の既婚男女500人を対象に、既婚者の浮気率に関するアンケート調査を実施。
「結婚してから浮気をしたことありますか」という質問に対して、男性は41.7%が「ある」と回答しています。
参考:ふくむすび
浮気相手とはどこで出会ったのかというアンケートでは、このような結果となっています。
- 職場
- 出会い系アプリ
- その他
- 友人、知人
- 趣味
身近である職場が出会いやすく、一緒にいる時間が長いため、仲が深まるのでしょう。次いで、出会い系アプリが多いという結果になっています。
最近では、マッチングアプリもさまざまあり、出会い人同士がマッチングできるアプリで浮気相手を探す人も増えているのかもしれません。
1-2.女性の浮気率
次は女性の浮気率について紹介します。
「結婚してから浮気をしたことありますか」という質問に対して、女性は21.1%が「ある」と回答しています。男性が4割に対して、半分の割合となっています。
参考:ふくむすび
浮気相手とはどこで出会ったのかというアンケートでは、男性と同じく、職場が1位で、次いで友人、知人が2位という結果になっています。共通の趣味があると、男女関係なく親しくなれる傾向にあります。
まとめとして、男女ともに、出会い系アプリも活用し、マッチングして浮気相手を見つけるのが現代のやり方だとわかりました。
2.既婚者が浮気や不倫をするよくある理由
既婚者が浮気や不倫をなぜするのか、理由が気になるでしょう。浮気と不倫の違いについては以下のとおりです。
浮気は未婚者、既婚者におけるパートナー・配偶者以外の異性と恋愛感情や関係を持つことです。不倫は、既婚者において配偶者以外と性的関係を結ぶことを指します。
以下に浮気や不倫をする理由について男女別で紹介します。
2-1. 男性の浮気する理由
浮気をした理由として、「ふくむすび」のアンケート調査では以下の結果が出ています。
1位 | 性欲を満たしたかった | 41.0% |
2位 | 魅力的な人と出会った | 26.9% |
3位 | 刺激が欲しかった | 20.5% |
4位 | 夫婦関係が悪かった | 9.0% |
5位 | その他 | 2.6% |
最も多いのは、性的欲求を満たしたいという理由でした。結婚して、子どもができると、夫婦の営みが少なくなってしまったり、妻は夫に興味がなくなってしまったりすることがあるでしょう。欲求を解消できない夫は、妻以外と身体の関係を持つことは珍しくありません。
2位には、魅力的な人と出会ったからという理由です。毎日一緒にいる妻に飽きてしまい、ほかの女性がより魅力的に見えることもあるでしょう。
3位にも挙がっているように、刺激が欲しいという理由で浮気、不倫をする人は2割います。してはいけないと思えば思うほどしたくなるという心理で、行う既婚者もいます。
浮気や不倫がばれるかもしれない、というハラハラ感を日常の刺激にしているようです。
そのほかにも、配偶者以外に癒されたい、自己肯定感を得たいという理由もありました。
2-2. 女性の浮気する理由
浮気をした理由として、以下の結果です。
1位 | 夫婦関係が悪かった | 31.8% |
2位 | 魅力的な人と出会った | 24.2% |
3位 | 性欲を満たしたかった | 19.7% |
4位 | 刺激が欲しかった | 15.2% |
5位 | その他 | 9.1% |
女性が浮気をした理由は、「夫婦関係が悪かった」が1位という結果に。男性は、性欲を満たすという自分の欲求のための浮気でしたが、女性は、夫婦関係が悪いと浮気し、相手に安らぎなどを求める傾向にあると考えられます。
女性特有な理由として、愛されていると感じたいから浮気するということがあります。結婚前は尽くしてくれていた夫も、だんだん会話や愛情を伝えることが少なくなることがあるでしょう。
女性はいつまでも愛されたいという思いが強いため、夫が愛してくれないなら、夫以外に愛されたいという欲求が出て、浮気や不倫をするきっかけとなっています。
そのほか女性が浮気をする理由として、ときめきが欲しい、日頃のストレス発散のためがありました。
このように、男性は肉体的欲求を、女性は精神的な欲求を満たしたいなど、浮気の価値観が異なっています。
3.浮気をしている可能性が高い行動
男女共に、浮気をしている可能性が高い行動として、4つ挙げます。
- 急に優しくなる
- スキンシップを嫌がる
- 節約をするようになった
- 帰宅が遅かったり、休日の外出が増える
- 家の中でも常に携帯を手放さない
それぞれ詳しく見ていきましょう。
3-1. 急に優しくなる
今までそんなに優しくなかった夫が、急に優しくなるのは、浮気をしているからかもしれません。
一見、夫婦仲が良くなったかに見えます。しかし、何かやましいことをしている、または後ろめたいことをしているとき、妻への罪悪感から優しくするという傾向があります。
また、万が一、妻に浮気が見つかってしまった場合の保険として、優しくしておけば、浮気しても許されるだろうという心理が働きます。
普段、優しくしているからといって、浮気が許されることはありません。日常的に優しい夫であれば、怪しまれることはありませんが、急に優しくなれば、浮気を疑われるでしょう。
急に優しくなった場合は、純粋に喜ぶのではなく、裏がないかなどその後の変化を観察してみてください。
3-2. スキンシップを嫌がる
何気ないスキンシップでも嫌がらなかったが、極端に嫌がるしぐさをみせる場合は、浮気が疑われるでしょう。たとえば、ハグをしなくなったり、手をつながなくなったりします。
スキンシップを嫌がる理由として、仕事で疲れていたり、マンネリ化したりする場合があります。スキンシップは、相手と心のつながりを感じたり、絆を深めたりする効果があるため、積極的に取りたいと思う方が多いでしょう。
そのため、配偶者とのスキンシップを嫌がっているのは、浮気相手とのスキンシップで満足している可能性があります。特に女性は、浮気をすると配偶者とのスキンシップを嫌がると言われています。嫌がっている場合は、なぜなのか理由を考えてみてもよいのかもしれません。
3-3. 節約をするようになる
浮気をしている可能性が高い行動として、節約をするようになることです。浮気相手に良く見せようと、プレゼントを頻繁にあげたり、豪華な食事に連れて行ったりなど、デートにお金を使いたいからです。
配偶者には、誕生日や記念日のプレゼントを送らなくなった場合は要注意です。浮気をしている可能性が高まるでしょう。配偶者のお金の使い方を確認してみてください。
また、お小遣い制の場合は、何かと理由をつけて徴収することも増えるでしょう。節約して残ったお金が貯金されているのか、使われているのかチェックしてみるのも一つの方法です。
3-4.帰宅が遅かったり、休日の外出が増える
いつも仕事終わりにすぐ帰ってきていたのに、「残業になる」「接待で飲みに行く」などと言って、遅く帰ってくる場合は、浮気が疑われます。
帰りが遅い理由が本当に残業なのか、日常の会話の中で聞いてみましょう。「どういう仕事で遅いのか」「いつまで残業がつづくのか」など踏み込んでみてください。
もし、浮気をしている場合は、はっきり答えられなかったり、言い訳を準備していても、おどおどとした態度に出るでしょう。
また、休日に外出するようになった場合も浮気が疑われます。普段は、家族と出かけるのが日課のはずが、休日出勤だといって外出するパターンがあります。今まで、休日に仕事をする方ではなかった人が、突然、休日に仕事をするようになった場合は特に注意してみましょう。
3-5.家の中でも常に携帯を手放さない
いつでも浮気相手からの連絡にすぐ対応できるように携帯を手放さない方も多くいます。また、配偶者に知られたくない、見られたくない情報を携帯に隠している可能性があります。
そのため、トイレ行く時や、お風呂へ持っていく場合も手放さない場合は要注意です。
さらに、メールやLINEから通知が来ても、配偶者の前では開こうとしない場合は浮気の可能性が高いでしょう。
もし、浮気をしているのか判断するために、携帯の取り扱いを観察してみましょう。毎日頻繁に気にしている、または、あからさまに携帯を見ないようにしている場合などは要注意です。
4.配偶者の浮気を疑った際にしてはいけないこと
配偶者の浮気を疑った際にしてはいけないこととして、3つ挙げます。
- 浮気相手に危害を加える
- 自分で浮気の証拠を集める
- 脅迫して慰謝料の支払いを強要する
浮気相手に苛立って、冷静な判断ができなくなることがあるため、特に気をつける必要があります。以下に解説します。
4-1. 浮気相手に危害を加える
配偶者の浮気がわかったら、苛立つ気持ちが強いでしょう。しかし、浮気相手を問い詰める行動は危険です。たとえば、浮気相手のことを尾行したり、盗聴器を仕掛けたりすることもしてはいけません。ストーカー行為となり自分が罪に問われる可能性があるからです。
また、以下のこともしないように注意しましょう。
- 退職を強要する
- 何度も電話をかける
- SNSで浮気相手のことを暴露する
- 浮気相手の家や職場にいきなり押しかける
こちらも、恐喝や脅迫となり、逆に訴えられてしまうリスクがあるため、しないようにしましょう。
4-2. 自分で浮気の証拠を集める
浮気がわかったら、まずは証拠集めをしないとと思うかもしれませんが、自分で集めるのはやめましょう。
たとえば、証拠を集めようと、勝手に配偶者の携帯を見るのは危険です。携帯には浮気相手とのやり取りが残っている可能性が高いですが、勝手に見てしまうのはプライバシーの侵害になります。そうなると、配偶者の信頼を失ってしまい、問題をさらに複雑化させてしまう可能性が出てきます。
そのため、証拠集めは弁護士に相談、依頼するとよいでしょう。弊所では、証拠集めをスムーズに進めるためのアドバイスを行います。法的な手続きに必要な証拠も提供できるため、安心してご依頼いただけます。
4-3. 脅迫して慰謝料の支払いを強要する
浮気相手を脅迫して慰謝料の支払いを強要しないようにしましょう。
たとえば、慰謝料を払わないと身体に危害を加える、職場にばらす、慰謝料を払うという内容の念書を書かないと返さない、などの脅迫があります。
脅迫は暴行罪や脅迫罪、強要罪などの罪になるリスクがあるため、強引に慰謝料の支払いを求めるのはやめましょう。弁護士に相談、依頼をすれば適切な判断をし、慰謝料をきちんと請求できます。
自分1人で解決しようとしないように注意しましょう。
5.配偶者の浮気を疑った際にすべきこと
配偶者の浮気を疑った際にすべきこととして3つ挙げます。
- 浮気をしている情報を得る
- 興信所や探偵へ調査を依頼する
- 離婚をするか、修復するか決める
以下に解説します。
5-1.浮気をしている情報を得る
浮気をしている情報を得るために、配偶者の友人や職場の同僚などに聞き取りをしてみましょう。残業と言っていたのに、本当は残業をしていないなどの情報がわかるでしょう。
第三者から浮気の状況を聞き出し、ほかの証拠と組み合わせることで、有力な証拠となります。まずは、配偶者の周りから情報収集をしてみましょう。
5-2.興信所や探偵へ調査を依頼する
自分で調べるのは難しい場合は、興信所や探偵へ調査を依頼しましょう。費用はかかりますが、浮気相手の個人情報などを知ることができます。
尾行や張り込みをしたり、浮気の証拠となる写真を撮ったりすることもできるでしょう。さらに、探偵が作成する調査報告書は有効な証拠となります。
5-3.離婚をするのか、修復するのか決める
浮気を疑った際に、離婚をするのか、許して夫婦関係を修復するのか決めましょう。離婚すれば、浮気問題を終わらせて、人生をやり直すことができます。
しかし、子どもがいる場合は、離婚したら1人で養育しなければならず、すぐには離婚という決断ができないことも少なくありません。
夫婦関係を修復する場合は、今まで通り家族みんなで過ごせます。しかし、浮気した事実は消せないため、時間をかけて修復する必要があります。
どちらの選択がいいのか、お互いの気持ちや子どものことを考えて決めましょう。
6.浮気のトラブルや離婚を弁護士に相談、依頼するメリット
浮気のトラブルや離婚を弁護士に相談、依頼するメリットとして、4つ挙げます。
- 精神的な負担が軽くなる
- 浮気相手と適切に交渉してくれる
- 証拠の収集をスムーズに行ってくれる
- 浮気相手の連絡先がわからない場合は調査してくれる
以下に1つひとつ解説します。
6-1.精神的な負担が軽くなる
浮気をされて、精神的にもつらいときに、浮気相手と話し合いなどできないことがほとんどです。また、実際に会っても、納得のいく話し合いができるとは限りません。
しかし、弁護士に依頼をすることで、代理で電話応対や書面作成を行ってくれます。自分でやることが減ることで、精神的な負担が軽くなるでしょう。1人ではなく弁護士と共に戦えるため、精神的な安定を手に入れられます。
弊社では、1人ひとりに寄り添ったサポートを行っています。悩まず弁護士に相談して、解決しましょう。
6-2.浮気相手と適切に交渉してくれる
弁護士に相談、依頼することで、浮気相手と適切に交渉をしてくれます。当事者同士だと、感情的になってしまい、話が進まないケースがほとんどです。しかし、弁護士は交渉のプロであるため、自分の代わりに浮気相手との交渉をしてくれます。
また、弁護士による法的な知識や適切な慰謝料についてアドバイスをくれるため、有利に進めてもらえるでしょう。
さらに、浮気相手が弁護士をつけてきた場合でも、相手の弁護士と対等に交渉ができるため、安心して任せられます。
6-3.証拠の収集をスムーズに行ってくれる
自分で証拠を集めていたとしても、証拠にならなかったり、情報が足りなかったりする場合があります。
証拠が不十分であれば、裁判で有利に進められなかったり、慰謝料を多く請求できなかったりします。
しかし、弁護士に依頼することで、証拠の有効さを確認できたり、不足している際には、弁護士が収集してもらえたりする場合もあります。
また、証拠の収集についてアドバイスを行ってくれるため、何を集めればよいのか的確に指示してもらえるでしょう。
6-4.浮気相手の連絡先がわからない場合は調査してくれる
探偵や興信所を使って、調べることができますが、弁護士でも調査可能です。浮気相手に慰謝料を請求したくても、連絡先がわからなければできません。しかし、弁護士に頼めば、「弁護士会照会制度」を活用し、浮気相手の住所や連絡先、勤務先などを把握できる場合があります。
弁護士は、その制度によって、各種団体に対して、必要な情報を照会して、回答を求めることができます。ただし、無限定にできるわけではなく、制度を使う条件としては、弁護士が受任した事件について調査の必要がある場合に限られます。
利用事例は以下のとおりです。
- 浮気相手の電話番号から住所を割り出す
- ホテルに対する宿泊者情報の照会ができる
- 自動車の登録事項の照会によって、使用者の名前や住所を調べる
配偶者が頑なに浮気相手の連絡先を教えてくれない場合は、弁護士に相談して、調査をしてもらいましょう。
7.既婚者の浮気に関するよくあるQ&A
7-1.既婚者の浮気は何割?
2023年に行われた株式会社Liamが運営するマッチングアプリ情報メディア「ふくむすび」によると、男性は4割、女性は2割が浮気をしたことがあるという結果です。
男性は性的欲求を満たすため、女性は夫婦関係が悪くなったからという理由で浮気をすることが多いです。
7-2.既婚者が浮気をするのはどうして?
男性は、妻が相手をしてくれない、夫婦関係が上手くいかない、刺激を求めたいなどが挙げられます。女性は、夫以外から愛されたい、ストレス発散したいから浮気をします。
7-3.既婚者が浮気をしていたら、誰に相談すればいい?
浮気が疑われる場合、浮気の証拠をつかみたいなら探偵、どのような解決方法があるかを知りたい場合などは弁護士に相談してください。自分で行動して解決するのは難しく、問題がこじれる可能性もあります。できれば弁護士に相談して、解決方法を知り、手続きを任せましょう。
8.まとめ
本記事では、既婚者の浮気率や、見抜く方法と対処法について解説しました。既婚男性の浮気率は4割で、既婚女性は2割だという結果です。
浮気する理由として、男性は性欲を満たすためが一番多く、女性は夫婦関係が悪くなったからが多いとわかったのではないでしょうか。
配偶者が浮気をしている可能性が高いのは、急に優しくなったり、家の中でも携帯を手放さないなどが考えられます。怪しいと感じた場合は、行動を把握したり、配偶者の関係者などから話を聞いたりするなど、探ってみてください。
もし、自分では浮気の調査ができないと感じた場合は、探偵や興信所、弁護士に依頼しましょう。
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担当者
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■経歴
2004年3月 大阪大学法学部卒業
2007年3月 関西大学法科大学院卒業
2008年12月 弁護士登録(大阪弁護士会所属)
2008年12月 大阪市内の法律事務所で勤務
2021年3月 一歩法律事務所設立
大阪市内の法律事務所に勤務し、民事訴訟案件、刑事事件案件等幅広く法律業務を担当しておりました。2021年3月に現在の一歩法律事務所を設立し、契約書のチェックや文書作成、起業時の法的アドバイス等、予防法務を主として、インターネットを介した業務提供を行っております。皆様が利用しやすい弁護士サービスを提供できるよう心掛けております。
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